DataRobotでは昨今のCOVID-19の収束を願い、SIGNATE様の「COVID-19チャレンジ」への支援、及びCOVID-19分析官向けの無料プラグラムの提供を始めました。
https://www.datarobot.com/jp/lp/covid-19-response-effort/
この他にもDataRobotとして、データサイエンティストとして、COVID-19に対して私達が今何が出来るか、どんな社会貢献が出来るかを毎日社内で議論を重ねています。
皆様もCOVID-19に対してデータサイエンティストとして何が出来るか、色々と思いを巡らせているのでは無いでしょうか。よろしければ皆様がCOVID-19に対して考えていることなどをシェア頂ければ幸いです。
正しく安心する情報(データ)を提供することかと思います。
特に一部の因果を無視した相関を、メディアインパクトがあるからと言って太文字で提供するような発信がされた場合には、データサイエンティストの責任のもとにエビデンスを調べて訂正し、世の中に拡大する不安や嘘の情報による混乱を是正する手伝いができるかと思います。
治療薬の早期開発や影響範囲の予測など、データサイエンティストの仕事はたくさんあると思いますが、誤った情報による人々の不安を、正しい理解を持って取り除いていく守りのデータサイエンスも必要かと個人的には思っています。
COVID-19分析官向けプログラムを通して医療従事者・研究者の方々と直接やりとりしている立場で申し上げると、今最前線で戦っている人達にはデータ分析をしている時間的余裕はありません。
しかし、彼らをバックヤードでサポートしている人達には少し俯瞰した立場で状況把握を行い、データと事実に基づいて意思決定できる余地があります。彼らが混沌とした「データと事実」を前にして困っているなら、データサイエンティストがご支援できる機会はあると私は見ています。
重要なのは、データサイエンスは管理技術であって、固有技術を助けてくれるもの、との認識をドメインエキスパートとデータサイエンティスト双方が持って建設的に協働することだと思います。(言い換えれば、決して固有技術に取って代わるものではない)